「写経体験と秋の菅山寺の森歩き」開催しました

真言密教寺院「菅山寺」

先日の「写経体験と秋の菅山寺の森歩き」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
秋晴れの気持ちのよい日となりました。お疲れ様でした。

朝、菅山寺のふもと坂口区にある集会所「積善館」に集合し、まずは安田住職のお話と写経の体験を行いました。初めての写経という方がほとんどでしたが、安田住職さんの優しい笑顔と筆ペンという普段使いの気軽な道具に助けられて、まずは肩の力を抜いて取り組めていたように思います。・・・とはいえ、270文字に及ぶ般若波羅蜜多心経を写し終えたあとには、やはり慣れない筆文字に苦労したのか、指を反らしたり凝った肩を回したりする姿が見られました。

その後、お経の解説を頂いたあとは、荷物を担いで、いざ参道へ。

坂口区からひたすら登ること1時間ちょい。時折、植物の名前の解説や首の取れた弘法像のことなどが話題に登りました。尾根でお弁当を広げ、しばし休憩。
その頃には初めましてのみなさんもだいぶ仲良くなったように思います。

そして急な坂を下り、いよいよ本堂へ向かいます。
途中のブナなど多くの木々は落葉し始めていましたが、そのおかげで、枝の間からの見える青空はとても綺麗でした。

今回、納経のために、ご住職の計らいで本堂内へ入れていただきました。真っ暗な本堂は柱こそ立派ですが、板はだいぶくたびれていて足元には十分注意を払います。暗い中に響く読経の声は、密教の世界へ引き込まれるような神秘さがありました。

けれども、再び本堂から出ると、そこはいつもどおりの菅山寺の森。落ち着いた空気が流れています。
下山後には、参加できてよかったというお声も幾人かから頂戴しました。ありがたいことです。

また来年も行いたいと考えています。よろしければ、ぜひ。


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